想いを馳せて
生まれ故郷の新潟南魚沼の村は今頃、夏祭りの真っ最中。
毎年のように、この時期、中学校のクラス会があるのです。
日本の中学校には半年しかいっていませんが、保育所時代から
一緒の子もいて、仲良く年に数回集まります。
13日の夜、7:30、お墓参りです。実家のお寺からお坊さんの行列がお寺とその近郊の墓地をお経を唱えながら練り歩きます。
お寺の人間の仕事は、その前に行き、要所要所にお供物(お菓子、お線香の束を置いて、ろうそくに火をつけることです。
村の人たちは、このお寺の行列にあわせ、みなお墓参りにきます。
年に一度しか、会わない人も、この時間、13日の夜、すれ違うのです。「おお、久しぶり、元気?帰ってきてるの?」などと、すれ違いざまに交わす短い会話で、一年つながっていくのです。
そして、15,16日はお祭りです。子どもみこし、大人のみこしが村中をいきます。お寺にも挨拶におみこしは立ち寄ります。先行するのは、二人組みの青年がもつ、お神楽。これに頭をパクリとかんでもらうと、一年間元気ですごせる、というのですが・・・酔っ払った青年たちが大きなお神楽をもってくると、怖いのです。子どもは大泣きです。
良く、逃げまわったものでした。何さいころから怖くなくなったのかなあ??
雪国は家の周りに川があります。これは冬、周りの雪を流すための流雪口です。
この川にお祭りのときは、虹ますが放流され、つかみ取りがはじまります。子どももおとなもズボンのすそをめくり、冷たい川にはいり、虹ますとりです。原則として網は禁止。
すぐ、洗って焼いてたべるのです。虹ますは食べなれた郷土の味です。
泥臭いという人もいいますが、川魚は私は好きです。昔は鮭も支流まであがってきていたと言うことです。
今月、母の三回忌を終えたばかりです。私は行くことができませんでしたが、サクラメントでふと思い出した母との思い出の数々。そして、母を思い出せば、もちろん父のことも思い出します。家族のこともおもいだします。
父と母の墓前にはハワイからレイがとどきました。
年忌のお参りや、年中行事はしなければいけない状況にあると面倒ですが、気持ちを整理し、思い出すにはとてもよいものです。
次男曰く、昔のことはだんだん記憶から薄れるけど、良い思いでだけは強く残ってるよね・・・
確かにそうだとおもいます。年に一度、亡くなった人たちに思いを馳せて、昔話に興じるのも楽しいものだと最近想います。
by naoko-ohana
| 2008-08-18 05:58
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